高松燈、お前のロックンロール、聴かせてもらったぜ…
MyGO!!!!!10話、凄まじい回だった。神回と評するのが安易すぎて言葉を控えたいぐらいに。
某氏も呟いていたが、私自身も一生忘れられないアニメになった。
バンドリ1期3・8話のオマージュでもあり、ハロルド作石の漫画、BECKのサードステージ、一人で歌い出すコユキを思い出した。
ある種、ロックバンドアニメの王道でもあり、会話じゃなく、”ロック”で話し合う本物の音楽アニメだった。こんな骨太の王道展開をバンドリで見れるとは思っても見なかった。
9話まで丁寧に積み上げてきたこの物語は10話の展開に強い説得力を持たせ、一気にカタルシスを得た。
不器用でも、”うたう”ことで想いを伝えようと独りでライブを始めた燈。
それを見た楽奈が勝手にギターで伴奏をつける。
臆病になっていた立希を楽奈が強引に”ドラムやって”とステージに引き戻す。
愛音がどうしても必要だと呼びかける燈。
燈に絆(ほだ)され、自らをさらけ出し、そよを挑発する愛音。
そして、ステージに上げられてしまえばライブをぶち壊すほどの悪意を持てない女、そよ。
燈・愛音・立希・そよ・楽奈、バラバラだった5人がステージで揃い、ロックで、殴り合う。
自分たちの居場所のために。
この作品に常々感じていた、サンボマスターの曲を添えたい。
心の声をつなぐのが これほど怖いモノだとは
僕らなぜか声を合わす
今までの過去なんてなかったかのように歌い出すんだぜ
「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」