MyGO!!!!!5thLIVE「迷うことに迷わない」に参加してきた。単独ナンバリングライブは皆勤賞。
バンドリのライブはポピパの2nd(リファイン前)の新宿LOFTのあの日から参加してきたが、もう早8年。白髪も増えるわけだ。。。
あの時殴って(表現)チケットをドロップさせたおたくと一緒に参加。彼とも現場で長い付き合いだ。
彼はMyGO!!!!!の1stも用意してくれたので本当に感謝。今回はこちらで用意できたVIPチケットで入場。
オールスタンディングではあったが、センターのほぼ最前付近である。
(圧縮もなくライブも非常に平和だった。スタンディングのエリア分けというのはよいかもしれない)
3rdの大阪でもほぼ上手寄り最前ではあったが、今回はより近くで見れることもあり、演技の表現力で非常に注力している羊宮妃那さんをよく観察してみようと思って気づいた話をしてみようと思う。
バンドリのライブでキャストがキャラを纏って行うということはPoppin’Partyリファイン後に施策されたことであった。
これを逆手に取って良くも悪くもキャラを維持できない(今はそんなことない)Roseliaは幕間の企画映像も含めて非常に人気を博していた。
とはいえ、アンコールになるまではいずれもキャラを纏った状態でライブをしているのがバンドリの基本的なライブである。
※フェス参加は中の人でライブを行うことがほとんど。外部のファンが戸惑うからだとは思う。
で、羊宮妃那さんはMyGO!!!!!のVo.高松燈としてライブにどう向き合っているのか。
4回も参加してきてそこにあまり注力することがなく竿隊新人なのにめっちゃうまいなぁとかそんな簡単な感想しかもっていなかったのである。
今回「キャラクターとリアルライブがリンクする」というキャッチフレーズに改めて衝撃を受けたのは2018年のガルパーティぶり。
この時、ハローハッピーワールドの弦巻こころ役で出演された伊藤美来さんの頭の天辺から足の爪先まで、ルックスというかオーラが再現されていることに非常に驚いた記憶の再来であった。
ただ、今回のそれはルックスではなく役への取り組み方である。
今までもそうではあったのだろうが、それを私は軽く見ていた節があった。というか完全に軽く見ていた。
彼女は真剣に、本当に高松燈に成るのである。
以前どこかのインタビューで4thライブでアンコールで素に戻った後にもう一度歌うのが難しかったと答えていたのが印象的であった。
だからこそ、今回はそこをよく見てみようかなと思ったのだ。
それにはっきりと気づいたのはアンコール一曲目「名無声」の後のMCに入る時。
彼女は大きく伸びをし、両手をぶらぶらさせ脱力したのだ。
明確にオーラが変わったのを覚えている。
彼女なりのルーティンなのかもしれない。
本当に、真剣に役を入れ込んでいたからこそ「外した」んだとその時に気づいた。
ラストの「音一会」に入る前に切り替えるために後ろを向いて集中している様を見るに、今までのライブでも振り返ると場面場面でそうしていることがあったな…とふと思い出した。
水を飲むだけじゃない静寂の間、キャラとして椎名立希を纏う林鼓子さんが燈を見守るという動作だけではなく彼女の集中の間を待っているのかなと。
若干23歳にしてここまで役に向き合うプロ意識。
これからのバンドリを一緒に背負ってくれる大きな背中を彼女に見た気がする。
そこまで勝手に覚悟を期待してしまうのは良くないけれど、そう思ってしまうほどに昨今のバンドリはファン離れが顕著なのか、話題に乏しい。
現状アニメIt’sMyGO!!!!!も視聴数は芳しく無く、1ファンとして見渡して見ても、思ったほど観られていないと感じてしまう現状だ。
しかし、アニメは今のところ今期1番面白い。断言する。
結末によっては今年1番だっていい。いや、ここ数年で一番楽しんでいるかもしれない。
何故自分が8年、飽きることなくバンドリのライブへ通うのか。
それは彼女たちの青春、努力、迷い、感動を歌と共に、演奏も、すべての音がそれを聴かせてくれるからだと思っている。
コンテンツを背負っていてもそれは変わらない、彼女たちは人なのだから。
これからも彼女たちの音を聴くために、MyGO!!!!!のライブへ往こう思う。