家虎問題から起きている楽曲の変化

バイクのブログですが合間に挟まれるオタクエントリー。

特に興味無い方はスルーしてくださいませ。

 

この記事は基本的に個人の憶測の域でしかないことを先に言っておきます。

それと同時に、個人的に”家虎”に関しては嫌いだけど色々とめんどくさいので割とどうでもいいというポジションにいる前提で読んでいただけると幸いです。

 

そして昨今の家虎問題から楽曲の変化が起きつつあるのではないか、という憶測が的外れというほどではなさそうな感じになってきたのでこのエントリーを書いてみました。

 

 

 

家虎とは

このブログで長いこと講釈するよりはコンパクトにまとまってるニコニコ大百科があるのでそちらを参照していただけると幸いです。

dic.nicovideo.jp

家虎とはこのエントリーの通り、歌詞とは関係なく曲の溜めの部分(空白)にイエッタイガーと大声で差し込むMIX(掛け声・コール)の一つです。

 

私が楽しんでいる2.5次元ライブの界隈では基本的に嫌われている行為であり、私も好きではないです。でもオルスタとか騒いで当然の空気の中でならありだなー、と考え直しているところでもあります。(そもそもアニクラとかなら好きにやればいい)

 

この前のT-SPOOKに参加した際はオルスタで後ろの方でスペースもあったのでめっちゃ推しジャン(これもマサイと言われる厄介行為)したし、耐えきれなくなって腿上げ(ALTIMAロス)もしたしHAPPY PARTY TRAINで列車したり(後ろの人たちのノリが悪くって乗車してこなかったのは残念だった)恋アクの家虎もサビ前振り返って煽ってあげたり…?

 

あとはめちゃくちゃ綺麗にキマって世界観壊してないのも許容範囲。

個人的にはけものフレンズのようこそジャパリパークの落ちサビ”東へ吠えろ”に差し込むイエッタイガーは最高にCoolだな(けものだから虎だし)と思っていたら

 そうでもなかったみたいですね…

 

世界観壊してないなら許容範囲というのがすごく大事で、個人的に2.5次元ライブの観客は一緒に演者と世界を作って欲しいんですよ。

なので私は中途半場なPPPHも割と嫌いなんです。特にラブライブ現場のは。

ラブライブ楽曲はμ’sの頃から徐々にPPPHができないような構成になってきていて(2番でメロディが変わる等)1番でやっていたことが2番でやり始めると自然消滅してしまうという中途半端なコールになっているので、ラブライブという現場においてはPPPHは不要、ただの騒音と個人的には思っています。

※あったらあったで盛り上がってる体になるのであった方がいいんだとは思いますが。

 

まーーーこれは個人的なわがままにすぎないので置いといて… 

 

家虎で紛糾するオタクたち

そんなわけで、家虎に関しては常に話題に事欠かないわけで…

先日韓国でAqours初の海外ファンミーティングが開催されたのですが、その中でやった恋になりたいAquarium(このブログ名の由来でもある)で会場全体が”イエッタイガー”とコールしていたのが印象的でした。

そうなんです、ラブライブ!サンシャイン!!の楽曲も家虎の脅威に晒されているのです。

 

恋になりたいAquarium”に関しては初出の頃から話題になっており、1番のサビ前で”近づきたいな I miss you”の直後に”イエッタイガー!”と叫びます。

是非PCやスマホの前でやってみてください。綺麗にキマります。(2:10あたりから)


Aqours 2ndSingle 「恋になりたいAQUARIUM」Full

これがオタクの汚い声で楽曲を汚すなと批判を受けるわけです。

※ちなみに2番のタイミングでは松浦果南役の諏訪ななかさんが”I love you!”と綺麗な歌声を披露してくれます。

これにならうのであれば、コールを差し込むなら”イエッタイガー”ではなく”I miss you!”なのでは???

 

 

他にも、現場に行ってないし曲も知らないのでなんともいい難いのですが

togetter.com

こんなのも。

特にまとまった記事は見当たらなかったのですが、Aqours2ndライブツアーのメットライフドームでもMIRAI TICKETの無音部分に家虎が差し込まれて大紛糾しました。

MIRAI TICKETの差し込みはぶち壊しで実際私もかなり怒った。

 

 

主語の大きい家虎批判

オタク同士が議論しあってもそんなの絶対平行線なので、家虎殺したいオタクは主語を大きく議論を展開させます。

要は運営や演者が嫌っている、という話をするわけですね。

家虎を殺すのに虎の威を借る狐というわけですよ。これはまたうまい話で。

家虎肯定派・穏健派はそういう汚い論法に当然異を唱えるわけですが、事実運営側も演者も作曲者も嫌っているというフシもあるわけで…

いちばん有名なのはfripSideのwhiteforces。


fripSide / TVアニメ『シュヴァルツェスマーケン』OPテーマ 「white forces」MV short Ver

昨年のライブツアー仙台で差し込んだオタクがいて曲が終わった後にsatさん(fripSideのコンポーザーでもあり奏者)に直々に注意される。

レーベル仲間の黒崎真音さんも

 

nlab.itmedia.co.jp

 

以前にもこのブログのエントリーに書いたRoseliaに関してはキャストがライブ前に変なコールはなしね、とアナウンスするわけです。

なんでここまで念入りにアナウンスするんだろうな、というと私的には”LOUDER”が用意している無音が非常に大事で、疾走感あるラウドロックに訪れる落ちサビ終わりの一瞬の無音が緊張感の爆発を生み出す楽曲なので、ここにこそ”家虎”を差し込まれたら非常に最悪なわけです。相羽あいなさんのラウドが台無しになります。

てかオタク現場とはいえロックバンドなのにアイドル現場発祥のMIXをやるのはどうなの???とすら感じます。

※Poppin’Partyのティアドロップスでも家虎入れられてますね。

 

ただ、逆に世界観にあっているというかライブの”色”にマッチしててキレイに揃ってて盛り上がってるならすごく良いことだとも思っています。

もちろん肯定的な意見もあります。

www.youtube.com

 生粋のオタク現場は統率がしっかりしてて良い。

 

要はアニメオタク現場は家虎下手なんですよ…あと散発的だから余計に目立つ。それと会場も広いケースが多いから音のズレが酷い(下手くそというのもこれが原因だと思う)

そもそも家虎やるくせに他のコールが全く出来てないとかあるから尚更叩かれるのやもしれませんね。

印象に過ぎませんが2.5次元現場で家虎をやるオタクはあまり演者に対してリスペクトが感じられないのも原因の一つかもしれません。

※演者が家虎に対して意見すると酷いレベルなら「だったら家虎黙らせるぐらいのパフォーマンスしろ」ぐらいなTweetは見たことある。

 

後は家虎に限らず2.5次元オタクライブは無音状態が発生すると何か声を発しないと死んでしまうのかというぐらいに誰かが一声入れたりします。もはや家虎という問題だけではない。

 

家虎で変化しつつ楽曲事情

そんなこんなで未だ混迷極める家虎事情ですが、オタク界隈の楽曲に変化が起きつつあります。

個人的に観測してる範囲でしかないですが、Roseliaの”熱色スターマイン”では落ちサビ部分に台詞を入れて家虎を差し込む余地を消してます。

他にもレビュースタァライト、スタァライト九九組の”Star Divine”ではサビ前の音を賑やかにして家虎封じに出てます。


「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」1stシングル「プロローグ -Star Divine-」  クロスフェード試聴

 

「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」1stシングルCD「プロローグ -Star Divine-」

「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」1stシングルCD「プロローグ -Star Divine-」

 

 

※まだ出たての”Star Divine”でキメてきたのは逆に曲をちゃんと聴き込んでて熱心だなとは思いますけど。

 

前述の問題になっていたラブライブ!サンシャイン!!も2期OPの”未来の僕らは知ってるよ”の落ちサビ歌い出しが”青空JumpingHeart”と比較して不自然なほどに早く家虎を入れる余地を与えません。 

好みの範疇ですが、”青空JumpingHeart”のキラキラした無音からの歌い出しは最高にCoolだったのでちょっと生き急いでる”未来の僕らは知ってるよ”の落ちサビはやや残念に感じます。

 

 

 

ブレイクによって発生する緊張感の爆発というエクスタシーが家虎対策?によって失われつつあるんです。

本当に家虎対策としてやってるのかどうかはわからないけど、完全に個人的な憶測です。

 

来週発売のRoselia新曲”ONENESS”も”LOUDER”系統のラウドロック”DeterminationSymphony”が収録されるので果たしてどうなってるか楽しみであります。


【試聴動画】Roselia 4th Single カップリング曲「Determination Symphony」(11/29発売!!)

 

ONENESS(初回限定盤)(Blu-ray Disc付)

ONENESS(初回限定盤)(Blu-ray Disc付)

 

 ジャケットかっこよすぎでは

 

何が大事なのか

楽曲によって封じられる虎。

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それは構わないのですが、家虎によって曲作りの自由度が失われるのであればそれはいいことではありません。

特に”LOUDER”のブレイクによって発生する緊張感からの歌い出しによる解放は最高にCoolですから。

個人的に封じられていると感じてることが勘違いならいいのですが、このような虎封じを意図的にやっているのであれば双方に利益がない。

 

 

何故虎封じをするのか。

 

それはライブに参加した人たちが争ってしまうからではないかと感じています。

楽しかった思い出が参加者同士のトラブルで台無しになってしまうのは演者側からもよくありません。

 

家虎が嫌いな人も、家虎で一鳴きするのが好きな人も双方が楽しめる現場になるようお互いにリスペクトがあればいいんだと思うんです。


STEREO JAPAN – Dancing Again (Official Video)


Stereo Tokyo – Dancing Again (Unofficial Video) 【新曲】

一度だけ行ったことあるけどSTEREO TOKYOの現場はそういう意味では最高にCoolでした。

解散したの残念だったな… 曲は未だによく聴いてます。

Dancing Again

Dancing Again

 

 

 

 

家虎が嫌いな人も神経質な部分はあると思う。

家虎が好きな人も無神経な部分はあると思う。

大事なのはリスペクト。

みんなで楽しく遊ぼう!