最近バイクの話題してないので凄く申し訳ないんですが、またバンドリの話題です。
もうちょっと…春になるまでお待ち下さい…!
#でもこの前3人で伊豆をツーリングしてきましたので近々アップします。
バンドリ!7話が終わりましたね。
次回はいよいよ沙綾加入回です。(間違いなくそうだろう)
公式も今までに類を見ない力の入れようです。
8話で最終回なのか、劇場版か、というぐらい。
放送前に併せて一挙放送もありますので3話で切ったとか、まだ見てないという方。
もしご興味持たれましたら是非ともよろしくお願いします。
TOKYO MX&AbemaTVで#1~#7一挙放送決定! | BanG Dream!(バンドリ!)公式サイト
バンドリ7話まで見て、話の構成はよく出来ているというか、各キャラクターの特性を描くのによく出来ているなぁと感じています。
軽く話を振り返りながら、改めてキャラクターの紹介を。
戸山香澄、とにかく無鉄砲でザ・ロックンロールガールですが、それはアクセルを踏むことしか知らないだけで一つ一つのことに本当は躊躇してはいる。相手の気持をちゃんと汲み取って、でもアクセルを踏むことしか知らないんですね。(だから見逃すこともある4話が際立つ)しかしそのことをしっかりクラスに理解されて、受け入れられて、愛されている。外(視聴者)から見てるとただのキチガイと誤解を受けやすいのは残念だなぁとは思います。
市ヶ谷有咲、要領が良くて良い子であることも悪い子であることも自在。でも本当は素直になれなくてさみしがりやで、香澄という存在に出会い、次第に心を開いていく女の子。彼女はある時、香澄に契約を持ちかけるんです。ギターと引き換えにお昼を一緒に食べるという何故か不器用な契約を。嫌われたくないから、疎遠になるのが嫌だからそういう手段に出るのは彼女らしいですね。友達には凄く不器用なんです。それ故ギターが接点なら誰でもいいのか、とスネ始める4話はよかったです。
牛込りみ、引っ込み思案だけど凄く優しい、左サイドを固めるド安定リズム隊の技巧派ベース。彼女もまた戸山香澄のアクセル全開ロックンロールに後押しされ、バンドをやることに恐れていたが、その重い一歩を踏み出すことに。チョコが好きすぎてチョココロネの作曲者。
花園たえ、天然で突拍子もない行動・台詞が飛び出てくるトリッカー、右サイドを彩る天才肌のギタリスト。彼女が会話に入ってくると女子高生のとりとめのない会話としてリアリティが増してくるのがいいですね。加入において、香澄たちが今後どうして行きたいのか指標を付けてくれたのもまた彼女であります。自身もまたバンドを組んでいつかSPACEに立ちたいと思っていたのか、SPACEでバイトする中で様々な想いを見続けていたからこその深みが彼女にはあります。
山吹紗綾、パン屋の娘。長女ゆえの姉御肌で、周りのことをよく見ている気の利く女の子。6話は学祭に絡めたプロローグ、7話ではついに彼女の核心に触れ始めます。そして8話に続きます。
山吹紗綾を中心とした彼女たちの物語、6,7,8話となんと3話も使うのです。
そりゃ公式も力を入れますわ。
シリーズ構成の綾奈ゆにこさんも沙綾加入について力を入れたいとどこかの雑誌インタビューでコメントされていたのを思い出します。
7話、Aパート。
沙綾の過去が明確に描写されます。
母親が倒れてしまって大事な1stライブに立てなかった沙綾。
何でもなかったかのように振る舞う仲間とは対象的に暗い。
でも仲間はまた一緒にやろうと声をかけてくれます。
店の手伝いで忙しくなってしまう沙綾は仲間に迷惑をかけていることに気づいてしまい、人のせいには出来ず自ら身を引いてしまうのです。
当時の仲間にも理由を語ることなく。
小説版での彼女は以前バンドを組んでいたが、大事なライブの日に家族の不幸があり駆けつけること叶わず、その責任感からバンド活動辞めます。
ほぼ小説版と同じ流れです。
7話、Bパートのクライマックス。
沙綾は周りを気遣うばかりに、自分のことで仲間を煩わせてしまうぐらいだったら自らが引くことが一番いいと、自己完結しちゃってるんです。
でも本当はバンドやりたいから「バンド、嫌いになっちゃったの?」という問いかけを引き金に怒ってしまうんです。
自分に半分、香澄に半分。
周りのみんなのことを考えるあまりに自己完結してしまって、結果逆に相手のことを見れなくなっているんですね、沙綾は。
元バンド仲間だって、本当は沙綾とやりたかったはずなんです。でも、聞けなかった。
それを聞いた香澄は沙綾のことを傷つけてしまう恐れと向き合いながらもアクセルを踏むことしか出来ないから、でも沙綾のことを考えているから、ただただまっすぐに問いかけるんです。
沙綾と一緒に楽しみたいというまっすぐな想いを持っているから。最大限沙綾の為を思って、一緒に悩み、考えたいと。
そんな真逆になってしまっている二人がいつまでもぶつかっているとただ消耗するだけ。沙綾の妹もその声を聞いて泣き出してしまいます。
そこで、心配で来ていた他のメンバーが場を一度クールダウンさせてくれる描写が凄くいいなって。
もう5人、完成してるんですよね。
有咲がなんでもないように振る舞いつつも、静かに「来いよ」と遠回しに伝えながら家を出る。
りみはただ優しく一言、一緒に歌えたら凄く嬉しいと。
たえは天然マイペースに曲データを送信してちゃっかり外堀固め。
これ見ながら実はすんげ~~~うるうるしちゃいました。
あんまりにも友達(仲間)思いで、羨ましいなぁって。
沙綾だってバンドやりたいから怒ったんですよ。
未練残ってるし、本当は誰かに引っ張ってもらいたい、変えて欲しい、そういう気持ちが根底にあるんじゃないかなって。
変えてくれる出会いが1話にはあったんです。
今までWEB予告はOPの”ときめきエクスペリエンス”が使われていましたが、今回はそのカップリングの”1000回潤んだ空”のインストが使われています。
やっぱ誤魔化せないよこの想い 1,000回潤んだ空だってさ でも…それでも昇る 朝日の向こう側に 大好きを叫びたいよ…! このフレーズを待って1番が終わると1000回潤んだ空はドラムも本格的に鳴り始めます。 山吹紗綾が合流するんです。
自分を隠して、自分を出せなくて、自分だけじゃ始まらなくて、自分を犠牲にしていた彼女たちが戸山香澄の元に集い、歌う”It’s Bang Dream!”
そんな彼女たちのガールズロック、3月11日22時から、聴いてやろうじゃない。