MyGO!!!!!おもしれーアニメ 読み解き、書き起こす 第5回 MyGO!!!!! 長崎そよ編

個人的に、バンドリをRe.STARTしてくれる期待を背負って新シリーズが始まった”BanG Dream! It’s MyGO!!!!!”

今回はMyGO!!!!!のBa.長崎そよにスポットを当てる。

MyGOアニメ一番の危険人物、長崎そよ。おいそれと自宅の住所を教えてはいけないタイプ。

”CRYCHIC”再結成に執着している、してはいるが…
その目的は一体なんなのか、またそこに千早愛音は必要ないという非情さも見えている。
”CRYCHIC”元メンバーの高松燈を釣るために利用していたにすぎなかった。

レヴュースタァライトの大場ななのような、執着を見せつつ、だが誰のことにも愛着を持っていない。

なんだその冷たい目線は…怖いよママ…

私ね、燈ちゃんの歌詞― 前から苦手だったんだ

この台詞が長崎そよのものなのか、この先はっきりするが節々から感じられるのは高松燈にすら執着しているが、愛着を持っていない。
彼女はなんのために”CRYCHIC”を再結成したいのか。器を形作るための人は必要だが、人そのものは必要としていない恐ろしささえある。
バンドリのキャラクターでここまで純粋に邪悪な人間がいただろうか。
第5話では楽奈の春日影の演奏(キーボードからギターへの変換)やバンド加入意志に明確な嫌悪感を示し、非常階段での思想誘導……

面白すぎる。

人から善意の塊に見えていそうだが、その中身はただの作為である。

違うの、私、ほんとに、みんなのことが大事で……大好きで!

だが、この台詞もまた長崎そよのように思える。
彼女は自分自身が迷子なことに気付けるか。

いや、彼女たち全員が、自分たちが迷子であることに気付けるのだろうか。